この世に生まれることなく、お空に旅立った赤ちゃん。
ご依頼を受けて水子供養をしますが、お経をあげ終わってお話をすると特にお母さんになるはずだった方は涙を流すのをよく見かけます。それだけ懺悔の心でいっぱいだったと思います。
私は弟がおりますが、実は私と弟の間に兄弟がおりました。その子は母が妊娠2ヶ月の時に体調を崩して流産してしまい、母はたまに私にそのことを話します。
私がこの道に入ったのも、その子の供養をしていかなければいけないという思いがありました。毎月の命日は特に懇ろに供養しております。この子がいたらどんな感じになっていたのかなと思うことがよくあります。
この世に生まれなくても、お母さんのおなかにいるときは生きておりました。この子にも「この世に生まれることできなくてごめんね」ではなく、「私の中に生をうけてくれてありがとう」という言葉をかけてご供養していただけたらと思います。
思いを大事にご供養しましょう。