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コラム

私の浄苗寺への思い

浄苗寺住職の齊藤です。
ホームページを立ち上げて1ヶ月がたちました。
浄苗寺は大多喜町の市街より6キロほど南にある小苗(こみょう)という部落にある小さなお寺です。
お寺の歴史はホームページを見ていただくとおわかりの通り600年以上あり、建物は躯体が150年以上たっております。
お寺の外観は決して自慢できるようなものではありません。
しかし数は少ないですが檀家さんがお寺の維持のために草刈りなどの環境整備に一生懸命力を出しあい、建物の外壁も防腐剤も檀家さんが手作業で塗った、業者さんに依頼するより手作りの心のこもったものだと思います。これははっきりと自慢できます。ですからはっきりと心のこもったお寺を見てほしいとホームページにも載せてあるのです。
私は檀家さんの思いに背くことのないよう、そしてこのお寺が無くならないように日々地元はもとより各方面に行って法務をお勤めしております。
先日ホームページで外観を見ただけで、仲介により依頼された法務のお断りが来ました。初めての経験でした。
立地が原因であれば仕方が無いですが、外観のことを言われ檀家さんの心を踏みにじるような気がしてなりません。
水前寺清子のさん歌ではありませんが、「ボロは着てても心は錦」なのです。外見で判断するような人は、花いっぱいのきらびやかな葬儀をしても、荘厳されたお堂で法事をしても心無き人では仏様も喜びません。
私はこのお寺に誇りを持ち護っていきたいと心新たにしております。

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